薬物乱用頭痛(薬剤の使用過多による頭痛)とは、頭痛薬の飲み過ぎによって、却って頭痛が悪化する状態をいいます。トリプタンを月に10日以上、通常の痛み止めでも月に15日以上飲むことが3か月続くと、リスクが高まります。
対処法としては、頭痛薬を減らすことが必要ですが、もちろん簡単ではありません。専門医に受診して診断を受け、予防薬の処方など適切な治療を開始・継続することが重要です。
予防のためには、頭痛薬の使用は月に10日未満に抑えましょう。頭痛ダイアリーをつけることは有効です。頭痛が起こる日数が増えてきているようであれば、早めに専門医に受診しましょう。