ストレスによる頭痛

ストレスによる頭痛の原因は?

ストレス頭痛

精神的なストレスは、頭痛の引き金となることが知られています。代表的な頭痛である「片頭痛」や「緊張型頭痛」は、ストレスによって引き起こされたり悪化したりします。

片頭痛の場合

片頭痛はズキンスキンと脈打つ頭痛で、吐き気を伴ったり、光や音に敏感になったりなど、色々な症状を伴います。

片頭痛はさまざまな因子で誘発されることが知られていますが、ストレスは片頭痛の誘因として最も多いものとされています。その他の精神的な因子としては、疲れや睡眠不足あるいは寝過ぎ、さらにはストレスからの解放が片頭痛を誘発することが知られています。

天候の変化、温度の変化、匂いや音、光、など環境の変化も片頭痛を誘発します。これらも生体に対するストレスと言えるでしょう。

緊張型頭痛の場合

緊張型頭痛は、圧迫するような締め付けるような頭痛で、長ければ数日間持続します。人によっては慢性に数ヶ月も続くことがあります。

ストレスや精神的緊張が、緊張型頭痛の危険因子となります。生体がストレスを受け続けることで、脳や交感神経系の興奮を生じて痛みを誘発するといわれます。

姿勢の悪さや、運動不足が緊張型頭痛に影響することも知られています。首や肩、頭の周りの筋肉が固くなり凝った状態になることで、痛みの神経伝達物質が放出されて頭痛を増強させるとされています。

ストレス頭痛の治し方は?

どのようなストレスが、ご自身の頭痛につながるかを知ることが重要です。
天気や月経の周期、アルコール、過労、仕事の忙しさ、運動不足や過激な運動、睡眠不足や寝過ぎ、匂いや食品、薬やピルなど、引き金になりそうな事柄について、頭痛ダイアリーに記録しておくことが、頭痛のコントロールに役立ちます。

頭痛の引き金となるものはさまざまなものが挙げられていますが、すべての患者さんに当てはまるものはありません。またストレス因子を厳格に制限しようとすると、そのこと自体がストレスやフラストレーションを引き起こして生活の質を低下させてしまう危険もあります。

ストレスへの対処とともに、適切に薬を内服することで、頭痛をうまくコントロールできることが期待できます。症状に応じて医療機関に受診して、頭痛の原因や治療法を検討されるのが良いです。

記事監修者

院長紹介
院長 高瀬 卓志

院長略歴

  • 京都市出身、慶應義塾大学文学部中退、仮面浪人を経て、昭和63年大阪医科大学(現 大阪医科薬科大学)卒業、医学博士
  • 大阪府三島救命救急センター、大阪医科大学附属病院脳神経外科・麻酔科等にて臨床研修
  • 大阪医科大学脳神経外科助手、北野病院脳神経外科副部長、多根総合病院脳神経外科医長等を歴任
  • 平成20年11月、たかせクリニック開院

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休診日 木曜・土曜日午後・日曜・祝日

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