片頭痛

痛みをコントロールし、どう向き合うかが大事です。

片頭痛

片頭痛は、まだはっきりと原因がわかっていない病気のひとつです。

症状も患者様によってさまざまで、月に1~2回程痛みを感じ、市販の鎮痛剤でおさまるという方から、痛みだすと動けなくなったり嘔吐する等で日常生活に支障をきたすほどの方もいらっしゃいます。

症状もさまざまですし、患者様の体質、生活等のバックグラウンドもさまざまですので、治療に関しては一人一人とじっくり向き合い、その患者様に応じた対処を考えます。

残念ながら、片頭痛が完治することは今のところありません。
大切なのは、どのように痛みをコントロールし、病気と付き合っていくか、です。
頭痛の専門医として、その患者様に合った対処法を導き出し、片頭痛という病気への向き合い方を考え、日常生活を快適に送れるようにお手伝いしたいと考えています。

また、「こわい頭痛」なのか「こわくない頭痛」か、的確な検査と診断が大切です。

こわい頭痛とこわくない頭痛

新しい頭痛予防薬の取り扱い開始

  • ・抗CGRP抗体製剤;エムガルティ®︎(一般名カルカネズマブ)、アジョビ®︎(一般名フレマネズマブ)
  • ・抗CGRP受容体抗体製剤;アイモビーグ®︎(一般名エレヌマブ)

お薬の特徴

今までの予防薬と違い、片頭痛を起こす物質のうちで主役といわれるCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を標的として開発された、モノクローナル抗体といわれる薬です。片頭痛に対して、特異的な作用があると考えられています。

このような方が対象です

片頭痛の原因のひとつとされる物質を特にターゲットとしていることから、この予防薬で効果のある患者さんは限定される可能性があります。そのためこの薬を処方するかどうかについては、数か月は定期的に当院へ通院され片頭痛予防薬を内服中の方につきまして、症状・経過をみて慎重に判断させていただきます。

基本的には、数か月以上にわたり毎月の片頭痛の日数が多い方、慢性に片頭痛が続いている方に適応が検討されます。月に一回の皮下注射で、頭痛のおこる日数が減ることや、頭痛の辛さが軽くなって生活改善につながることが期待できます。

効果には個人差があります。また片頭痛は慢性のものですので、頭痛自体がなくなるのは難しいです。新しい抗体製剤で高価な薬であり、長期投与による心血管系などへの影響はまだ明らかでない部分もあります。よって今までの予防薬が効かなかった方や、予防薬が副作用で続けられなかった方が対象です。

薬の開始に際しては、頭痛ダイアリーや頭痛管理プログラムで、少なくとも過去3か月間の頭痛の日数や程度を確認する必要があります。

エムガルティとともに進める片頭痛治療

お問い合わせ

大阪にお住まい・お勤めの方で、頭痛のことでお困りでしたらご相談ください。JR、地下鉄「弁天町駅」前すぐ

TEL:06-4393-9988

初診受付は、9:00~11:30/16:30~18:00
初診は予約不要です。
診察の上、頭部MRIは随時施行しています。
なるべく早めの時間にご来院ください。
休診日 木曜・土曜日午後・日曜・祝日

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