秋から冬にかけてなど季節の変わり目は、脳梗塞など脳卒中を起こしやすいと言われます。脳卒中になると寝たきりになったり重い後遺症を残すことも多いため、予防ができればそれに越したことはありません。ご家族が脳卒中になったので、遺伝するのではないかと気にする方もおられますが、脳卒中が遺伝することは少ないとされています。

脳卒中を起こしやすくする危険因子には、高血圧症、運動する習慣がないこと、コレステロール値、かたよった食事、太り過ぎ、心やストレスの問題、喫煙、心臓病、アルコールの飲み過ぎ、糖尿病があげられます。これらをすべて解決することができれば、脳卒中の9割は予防可能との報告もあります。

もちろん言うは易し 行うは難しで、これら危険因子のすべてをクリアすることは簡単ではないと、誰しも感じることでしょう。しかし脳卒中になるかどうかは、運命で定められたものではないということです。ひとは自分の意思で、未来を選ぶことができます。ご自分やご家族の将来のために、できることは沢山あるようです。

【健百】脳卒中の9割は予防可能 | あなたの健康百科

医療法人脳神経外科たかせクリニック